ヤングラインのYです。
夏ごろ、チャットでの相談の受け手研修のお話を頂き、研修に参加してきました。
電話とオンラインでは傾聴の姿勢は変わらないものの、文字でのやり取りになります。
電話とは受け方が違う所がいくつかありました。実際に受けてみて、何に注目したらいいのかも自分なりにですが発見しました。
今回はそれを紹介したいと思います。
〜電話との主な違い〜
●対話のペースが遅い
文字を打つ作業があるので遅くなります。返信を待っている時はとても長く感じるので2〜3分までには返すようにするとのことでした。
ロールプレイで、かけ手の役の時に実感しました。2〜3分で返しても結構な長さに感じます…。
●ですます調で受け答え
丁寧語を使うことの他に、顔文字や絵文字なども使いません。
これを聞いた時はなんだか冷たく感じるかも、と思ったのですが、子どもを子ども扱いせず、対等な存在として見ることの表れなのかなとも思いました。
*イギリスでは近年子どものことを
child(未熟、指導される者という意味合い)よりも
young parson(1人の人としての意味合い)と言うそうです。
〜受ける時、何に気をつけるか〜
研修では事例検討も行い、その上で実際に受け手をやりました。
その中でオンラインでは何に気をつけたら良いか発見しました。自分なりにですが、下にまとめます。
●文章中のある言葉に注目
「でも」
逆接の後ろには言いたいことがきます。主訴を読み取るキーワードだ!!と気づきました。
文字におこしてみると、なにが大事な言葉だったか分かりますね。電話でも気をつけるべきだと思いました。
「…」
「かけ手の言葉が少なくなったこと」
何か言いたいことがあるけれど言えていない、受け手の対応が、子どもの気持とずれてしまっている時によく見られました。
これらがあった時は、何が主訴なのかを遡って考えてみることに気をつけることができればと思います。
*一緒に研修を受けた方からの話しでは、受け手が子どもの発した重い言葉に向き合えずにいることもあるようです。
私自身電話で明るい方向に話題を持って行こうとして突然途絶えてしまったことがありますが、相手の為と思っていても、知らず知らず重い言葉を避けていたのかもしれません。
重い言葉を避けることは主訴を無視してしまうことでもあります。とても勉強になりました。
オンライン研修は、形式が違うけれど、傾聴の姿勢は変わりません。今回の研修は学ぶことが非常に多く、電話でも活かせる視点がたくさんありました。
- 今後も電話、オンラインともに継続的に関わっていきたいと思います。
毎回ファシリテーターの方とメンバーで、アットホームな雰囲気の中で活動を行っています。
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ヤンググループ募集ちらし(2013 8).doc