初めまして、チャイルドライン千葉ヤンググループのAと申します。
10月25日(土)・26日(日)に、チャイルドライン全国研修があり、千葉ヤンググループからは私が参加しました。
その全国研修の内容を、こちらでご報告させていただきたいと思います。
※尚、チャイルドライン千葉ヤンググループでは、現在電話の「受け手」ボランティアスタッフを募集しております。
年齢18〜30歳、第2・第4土曜日に都合のつく方で、私たちの活動に関心をお持ちの方は、以下の募集要項をご覧いただければと思います。
ヤンググループ募集ちらし(2013 8).doc
また、ヤンググループはtwitterのアカウントもございます↓
https://twitter.com/younglinechiba
フォローしていただけるとうれしいです。
全国研修概要
テーマ: 子どもに信頼されるチャイルドラインをつくるために
日時:10月25日(土)13時〜17時
※25日は全体会、26日は分科会です。私が参加した会は25日のみです。
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
全体会プログラム:
@【子ども参加企画】子どもの意見を聴こう!
A自殺予防研修「命の喪失と真実、そしてつなぐ活動へ〜大河内清輝くんが私たちに教えてくれているもの〜」
【子ども参加企画】子どもの意見を聴こう! について
この企画では、全国から会場に来てくれた7名の子どもたち(小学校3年生〜高校3年生)に、「人に話を聞いてもらうということについての思い」や「チャイルドラインに対する率直な意見」を発表していただきました。
皆さん様々な思い、意見を伝えてくれましたが、その中には以下のようなものがありました。
・学校でカードを配られてチャイルドラインのことは知ったけど、カードを配られるだけだとよくわからない。学校でチャイルドラインについての説明会があると、記憶にも残ると思う。
・チャイルドラインがアドバイスをする場ではないというのは知っているけれど、アドバイスがほしくて話すケースもあると思う。
・電話だと緊張しなくて話しやすい。/電話だと緊張するから話しにくい。
・電話よりもチャットのほうが話しやすい。
・話をするにあたっては、電話だけでなく手紙やメールなどのツールもあるといいと思う。
・開設時間を延長してほしい。夜遅くまで開設していてほしい。電話をかけているということを、家の人に知られたくない。
・「悩みがあったらかけてきてね」というメッセージを感じるが、それゆえにかけにくくなる。「こんなことで電話をかけてもいいのだろうか?」とためらってしまう。
・電話をかけたら負けだ、と思ったりもする。
以上が子どもたちの生の声でした。(ここに紹介しきれていないものも、もちろんたくさんあります。)
普段、子どもたちから意見を聴かせてもらえる機会はなかなかないので、こうして生の声を聴けるというのは、貴重なことだなと感じています。
子どもたちから伝えられた意見の中には、これまで私たち受け手が感じてきた問題と重なるものもあれば、新しい視点を与えてくれるものもありました。
自殺予防研修「命の喪失と真実、そしてつなぐ活動へ〜大河内清輝くんが私たちに教えてくれているもの〜」 について
1994年、愛知県西尾市において、大河内清輝さん(当時中学2年生)が自ら命を絶ちました。
彼はいじめを受けていました。
この自殺予防研修は、清輝さんの父、大河内祥晴(よしはる)さんを講師にお招きしての講演でした。
事件後、祥晴さんのもとにいじめに苦しむ全国の子どもたちから手紙が届きました。
「“いじめられるというのは恥ずかしいこと”という親の意見。それを知っているから、家族には話せない。」
「誰だっていじめられている自分を認めたくない、だから人に相談はできない。」
「いじめられている子は、口には出さなくても、だれか大人に早く気付いてほしい、と、サインを出している。」
・・・
辛くても、話せない。話さない。
そうした孤独が、いじめの問題に直面している子どもたちを、さらに苦しませています。
子どもたちをいじめから守るために、孤独から守るために、何ができるのでしょうか。
以上、今回の全国研修の内容やそこで感じられたことは、実行委員会等を通じてヤンググループ内で共有されます。
このような研修のひとつひとつが、これからのチャイルドラインについて考える材料となります。
長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
ブログは来月また更新いたします。よろしければまたお付き合いください。